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2019/08/27

九州・自家消費型太陽光発電設備導入マニュアル│日照条件や注意点を説明

このコラムは、九州で自家消費型太陽光発電設備の導入を検討している企業に向けて書いています。南国のイメージもある九州ですが、太陽光発電に向いているのかどうかを、具体的なデータを紹介しながらわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、太陽光発電設備導入の参考にしてください。

 

 

九州で太陽光発電設備を導入する際の発電量に関するデータ

この項目では九州各県の日射量や降水、気温など具体的な数値を上げながら、九州地方が太陽光発電に向いているのかどうかを解説していきます。

 

日射量・日照時間

NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が出している2018年の全天日射量の平均値は、九州は13~14MJ/㎡・dayの地域が多く、全国的に見て日射量が多い傾向にあります。

 

2018年には、九州電力の管轄で「売電」を行う太陽光発電設備に対して出力制御が実施されました。つまりこれは、「制限がかかるほどの発電量があった」ということでもあります。(後の項目で詳しく説明しますが、ここで紹介する「自家消費型太陽光発電」は、作った電気を自社で消費する設備なので電力会社に制限を受けることはありません)

 

続いて1993~2012年までの日照時間の平均値で、47都道府県中、九州の各県がどの順位にあるかを紹介しましょう。上位にランクインしているのは九州でも暑いイメージが強い宮崎市が5位に入っています。それ以下では大分市が17位、熊本市19位、佐賀市20位、鹿児島市22位、福岡市28位、長崎県29位と全県が中位にランクインしています。

天候

九州は関東以北の人から見ると南国のイメージがあるかもしませんが、多くの地域では雪も降りますし積雪もします。

 

大分、熊本、鹿児島などは山も多く、その分高地もあるので冬の気温はそれなりに下がります。また、日本海側に近い福岡、盆地が多い大分は年間の寒暖差が厳しい傾向があります。

 

九州全体では他の地域に比べて雨が多い特徴があります。日本全国の県別の年間降水量ランキングを見ると、鹿児島が2位、宮崎が3位、沖縄が5位、佐賀が10位、長崎が11位、福岡が17位、熊本、大分が22位、23位となっており、特に南九州の降水量の多さが顕著です。

 

気温

九州は南国とは言えないまでも平均気温は高い傾向があります。九州各県の最高、最低気温(月平均)、年間平均気温と47都道府県の中での暖かさの順位を記載します。

 

最高気温

最低気温

年間平均気温

47都道府県中の順位

鹿児島県

32.5

4.6

18.5

2

宮崎県

31.4

2.6

17.4

3

福岡県

32.1

3.5

17.1

4

長崎県

31.7

3.8

17.0

5

熊本県

33.2

1.2

16.8

7

佐賀県

32.5

1.3

16.7

8

大分県

31.8

2.2

16.3

17

 

ちなみに太陽光発電は暑いほど良い、という誤解もありますが、実はソーラーパネルは高温になりすぎると効率が落ちる傾向があります。そのため、導入の際はしっかりした業者に発電量のシミュレーションを依頼しましょう。

 

九州で自家消費型太陽光発電設備導入に関連する代表的な補助金・助成金

この項目では、2019年7月時点で企業が受けられる補助金の制度を解説します。

 

また、補助金ではありませんが、中小企業庁による税制の優遇措置は存在しています。これは資本金が1億円以下、従業員数が1000人以下などの条件に合致すれば、自家消費型太陽光発電設備を導入した年に経費を全額償却できるという制度です。

 

詳しくは中小企業庁が発表している、「-中小企業等経営強化法- 経営力工場計画策定の手引き」を参照してください。

 

「自家消費型太陽光発電を導入する際に利用できる補助金の制度」

 

・佐賀県唐津市:企業立地促進特区

佐賀県唐津市では「企業立地促進特区」として、製造業や運送業、倉庫業、梱包業、卸売業、ビジネス支援、サービス業、バックオフィス事業などで新規にこの地域に進出する企業に向けて、太陽光発電設備施設設置を含む緑地等整備に要する費用を、限度額2500万円まで交付しています。

 

詳しくは以下を参照してください。

→唐津市企業立地ガイド「唐津市企業立地促進条例」

 

九州で自家消費型太陽光発電設備導入に関する注意点

この項目では、九州で自家発電型太陽光発電設備を導入する際に注意しておくべき点を解説します。

九州南部は台風の常襲地帯なので、破損などに注意

気象庁によれば、九州南部は日本の中でも台風の接近率が高い地域です。具体的には300km以内に入った台風の数は、1981年から2010年の30年間の平均で、九州南部は3.3個、九州北部は3.2個です。関東地方は3.1個、東北地方と中国地方は2.6個、北陸地方は2.5個、北海道は1.8個と発表されており、日本本土の中では高い数値を記録しています。(沖縄は7.4個と日本の領域内では突出して多くなっています)

 

このため、台風による設備破損のリスクがあることは理解しておきましょう。

九州は太陽光発電設備の導入・普及が進んでいる

九州では電力需要に対して売電型の太陽光発電による発電量が8割にも達すると見られています。また、年間需要電力量が、日本全体の10%程度なのに対して、九州の太陽光発電設備の容量は18%にも達しています。これは全国的に見て太陽光発電の普及率が非常に高いことを示しています。

 

出力制御は自家消費型太陽光発電には関係なし

九州では2018年から、太陽光発電の需給量が過剰であるとして、九州電力が何度か売電型の太陽光発電設備に対する出力制御を行っています。

 

これは太陽光発電設備を設置しても意味がないということではなく、売電型の太陽光発電設備の買取量が制限されるということです。つまり売電を行わない自家消費型太陽光発電設備であれば、電力会社による出力制御は関係がありません。

 

ただし、FIT(固定価格買取制度)を併用する場合は出力制御が関連してきますから、これから太陽光発電設備の設置検討を進めていく場合は確認しておきましょう。

実際に設置する際は、その県の気候条件を意識したシミュレーションをお願いする

太陽光発電設備を設置する場合、九州の中でもその場所によって条件が変わりますから、しっかりとしたシミュレーションを行うことはとても重要です。信頼できる業者であれば、県のレベルではなく、設置する場所の市町村レベルでピンポイントの日照条件を考慮してくれます。つまり太陽光発電設備導入をカギは良い業者を探せるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

 

九州での自家消費型太陽光発電設備導入まとめ

九州での自家消費型太陽光発電設備の導入についてまとめました。九州は全体として太陽光発電に適した地域が多いことをご理解いただけたと思います。しかし詳細のシミュレーションを行って、発電効率をしっかり見極めるには信頼できる業者に検討を依頼することが非常に重要です。

 

企業で自家消費型太陽光発電設備導入の検討を担当されているのであれば、ぜひ「ユニバーサルエコロジー株式会社」にご相談ください。

 

当社は太陽光発電設備を5000件以上受注設置してきた実績を持つ、専門性の高い会社です。ご相談いただければ御社の電力使用状況をお伺いした上で、地域の気象状況を踏まえた分かりやすいシミュレーションと、誠意あるお見積もりを作成いたします。

 

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