COLUMN
太陽光発電コラム

2023/02/22

産業用太陽光発電システム導入の流れ

導入前に抑えておきたい産業用太陽光発電を設置するまでの手順と流れ

産業用太陽光発電を導入までの期間

産業用太陽光発電の導入までには、半年~1年前後かかります。
産業用太陽光発電の導入にあたって様々な手続きがあり、書類の不備やリスケなどが発生した場合、工期が大幅にずれるだけでなく、余分なコストがかかるリスクも高まるため、太陽光発電の導入検討を始める際には、どのような流れで手続きが進んでいくのか、また各種申請にどのような書類が必要なのかなど、手順を理解した上でスケジュールを立てることが大切です。

産業用太陽光発電の種類

産業用太陽光発電の設置方法には「自己所有型」と「第三者所有型PPAモデル」の2ケースがあります。 「自己所有型は自己資金で自社所有物として太陽光発電設備を導入しコスト削減効果を最大化することができ、「第三者所有型PPAモデル」は初期投資ゼロで設備のメンテナンスなどの手間もなくリスクを抱えずに太陽光発電を利用できます。

また、発電した電力の消費方法についても「完全自家消費型」と「余剰売電型」の2ケースがあります。「完全自家消費型」は発電した電力を自社内ですべて消費し、「余剰売電型」は自社で消費しきれなかった電力を電力会社に買い取ってもらい売電収入を得ることができます。 導入ケースによって、運用開始までの期間や工程が異なるため、注意が必要です。

産業用太陽光発電を導入するまでのステップ

産業太陽光発電を設置するには、まず施工業者へ相談し、太陽光発電導入の目的や希望などをヒアリングした上で、現地調査の後に、見積書の作成を依頼します。
太陽光パネルの設置場所、方位・角度、設置方法、パワーコンディショナーといった周辺機器など最適なシステムを検討し、パネル配置図、デマンドデータ、予測発電量シミュレーション、表利回り・償却年数、事業収支シミュレーションとともに見積書を出してもらいます。
続いて事業計画を作成してもらったのち、「電力接続検討の申込」「事業計画認定の申請」「補助金申請」「PPA契約」「工事請負契約」など必要に応じた手続きを踏み、工事を行ないます。

工事は、設置場所の条件に合わせた設置工法で行ない、工期は工法・規模により異なりますが、基本的には、パネル設置工事、電気工事と順に進行していきます。

電力会社への申請、補助金申請に関する書類作成や申請手続き、事業計画認定の申請手続きなどは、基本的にはすべて施工業者が代行します。


産業用太陽光発電システム導入の流れ

産業用太陽光発電システムの発電量シミュレーションに必要な書類

発電量のシミュレーションをするには下記書類をご用意いただくとスムーズです。
電気料金の削減効果・費用対効果・投資回収・導入費用など、より正確に算出するためには下記の書類が必要ですが、ご用意が難しい場合でも、概算でのシミュレーションが可能です。お気軽にお問い合わせください。

  • 月別電気使用量および利用料金 (過去1年分の明細書)
  • 24時間時間帯毎の消費電力 (過去1年間の30分値デマンドデータ)
  • 単線結線図(キュービクル~負荷)
  • 設置場所となる施設の建築図書(屋根図面・屋根材仕様・電気設備容量など)


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